宮本輝・水のかたち・上下

lilymasako

2013年05月21日 12:00

   

  宮本輝 は、大好きな作家です。
   随分前に、確保しておいた本を、
   静かな時間の中、読むことが出来た。
  
   輝さんは、どうして、こうも女性の気持ちを、
   優しく表現して下さるのだろうか!

   この(水のかたち)は、私と同年代の女性が、
   直面している、日々のあれこれや、
   更年期になって経験する、気持ちの揺らぎや、
   自分の置かれた環境での、悶々とした、
   訳の分からない、感情なども、
   いとも簡単に、活字で表現している所。
   ( うん、わかるよ、わかるぅ。)
   ある意味、小気味がいい。

    主人公の女性が、50歳。
    どこか、夢見がちな所もあり、
    実は空想の世界を愉しむ。
    そして、なぜか、
    そんな空想すら、気がつくと現実となり、
    思わぬ人との出逢い、不思議な繋がりを呼ぶ。
    子供達も、成人して、我が道を歩きはじめている。
    回りには、才能あふれる人々が存在していて、
    主人公に新しい風を、もたらしてくれる。
    骨董好きが興じて、
     (価値のあるものに自分の心が呼ばれる。)
    思いがけない名品と出逢ったりする。
    次男坊君が、美容師をしている。 
    (これにはビックリした!)
    
    主人は、建築資材を扱う工務店の社長。
    そして、彼女もその仕事を手伝っている。

        ストップ!                  

             

   
   この辺にしておきましょう~!
    久しぶりに、ぐいぐい読めちゃいました。



     (書)してみました。


  本日、お昼休みの一枚です。 (リアルタイムです)

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