宮本輝・水のかたち・上下
宮本輝 は、大好きな作家です。
随分前に、確保しておいた本を、
静かな時間の中、読むことが出来た。
輝さんは、どうして、こうも女性の気持ちを、
優しく表現して下さるのだろうか!
この
(水のかたち)は、私と同年代の女性が、
直面している、日々のあれこれや、
更年期になって経験する、気持ちの揺らぎや、
自分の置かれた環境での、悶々とした、
訳の分からない、感情なども、
いとも簡単に、活字で表現している所。
( うん、わかるよ、わかるぅ。)
ある意味、小気味がいい。
主人公の女性が、50歳。
どこか、夢見がちな所もあり、
実は空想の世界を愉しむ。
そして、なぜか、
そんな空想すら、気がつくと現実となり、
思わぬ人との出逢い、不思議な繋がりを呼ぶ。
子供達も、成人して、我が道を歩きはじめている。
回りには、才能あふれる人々が存在していて、
主人公に新しい風を、もたらしてくれる。
骨董好きが興じて、
(価値のあるものに自分の心が呼ばれる。)
思いがけない名品と出逢ったりする。
次男坊君が、美容師をしている。
(これにはビックリした!)
主人は、建築資材を扱う工務店の社長。
そして、彼女もその仕事を手伝っている。
ストップ!
この辺にしておきましょう~!
久しぶりに、ぐいぐい読めちゃいました。
(書)してみました。
本日、お昼休みの一枚です。 (リアルタイムです)
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