2012年05月21日
信州新町・能面遺作展

戸隠の鏡池に行った日の事。
この記事は、常温で保管 OK!だったので、
大事に、お仕舞していた記事であります。

『 信州新町美術館 ・ ミュゼ蔵 』 で、開催の
土屋興正能面遺作展
を、見に行って来ました。 



能や狂言の面、30点が展示されていました。

完成させていく様子を、想像させて頂ける、
能面打ちの工程も、展示されておりました。

私は、こういう絵に、魅せられます。

やや年かさの女性を表し、いささか愁いを帯び、
そこはかとない暖かさ、(思い内に秘めた) 美しさ。
素敵です。


女性の嫉妬や、恨み、悲しみ、怒りを、凝集させたもの。
角が生え掛け鬼に変身しつつある形貌を表す面。
鬼の角は、女性特有の物なのだそうです。

ですので、婚礼の際、このまま一生、角を出さないように!と、
角隠しをして、お嫁さんになるのだそうですよ。
もし、角を出しちゃったとしたら、、、
そーりゃ、怒らせる殿方が、悪いに決まってるわよねぇ。



おふざけが、過ぎました。

たぶん、女面の、(深井) だったろうか。

中年の女性の面だと記憶する。

他に見学の方もいらっしゃらなくて、
いろいろと説明をお聞きし、能面を、つけて見る事も出来ました。
『もしよろしければ、お顔に当ててみてください。』
すぐその気になる私です。 (何気に登場)



最高のお味でした。

ちょっと、能や、狂言の世界の、入り口まで来たようです。
今回、旅の友に、声を掛けて頂いた時、
まさか、私が、『能面の世界気になる。』 と、速効答えるとは、
思っても見なかったそうです。

『来て、良かったねぇ。』
私達は、この後、戸隠に向かったのでした。
